2015年05月06日
女性のみなさん、それ、やめた方がいいですよ・・・
こんにちは、鍼灸師の松田です
今日はほとんどの女性の皆さんが陥りがちな現象に少しお願い(アドバイス)をしたいと思います
それは生理前、生理中に甘いものが無性に食べたくなっても、
『食べちゃダメ‼』ということです
厳密には多少なら良いと思うのですが、「多少」の基準が人により違うので食べちゃダメとしておきます
ここで誘惑に負けて食べてしまうと、生理痛悪化という付属効果がついてきます、強制的に
他にも、油っこい物、冷たいものなども痛みを悪化させる原因となるので控える方がいいですよ
例えばチョコレートなどは油脂と糖質が入っておりますのでダブルパンチですね
チョコレートアイスなんかは油脂、糖質、冷えのトリプルパンチですね
ファストフードなどもチープな油を使っているために体への負担も大きくなるので、控えましょう
僕の友人も生理前にケーキを1ホール食べたくなって、食べきったそうです・・・(せめて小さめだったと願いたい)
もちろん痛みに悶えたようですが・・・
ハンバーガーやポテトが食べたくなるというのも聞いたことありますが、皆さんも似たような経験があるのではないですか
しかし分かっていても食べたくなるのだからどうしようもない‼という声が聞こえてくるような気がします(笑)
そんな方は日頃の食生活を改善させてみましょう
不思議なもので、この現象は偏食の方に多く現れます
(ホルモンの関係だったりストレスだったり東洋医学的な見解もあるのですが、細かくなってしまいますので理由は省きますね)
日頃から気を付けていたら、生理前に食べたい欲求が減少します
日常的に食事に気を使っている方は、そうじゃない方に比べて精神的にも肉体的にも安定しているように思えます
『医食同源』というわけです
しかし、気を付けていても体質的にバランスを崩しやすい人もいますので、そんな方は鍼灸治療も有効ですのでぜひ試してみてください
痛くなるのをわかっていても甘いものを食べてしまうという人も、仕方がないので食べてから治療に来ていただけたら何とかします
(その後しっかり叱りますが)
結果:日常的に健康的な食生活を送り、生理前後には甘いもの等を控え、
それでもだめなら鍼灸治療を試してみよう‼
これが痛みのない生活を送るポイントです
今までブログで紹介してきた数々の甘いもの、生理前後は控えてくださいね見て我慢(笑)
2014年12月11日
体の中の冷えと熱のバランスと自律神経を整えよう‼
こんにちは、鍼灸師の松田です
以前、足湯をオススメしました鍼灸師の松田です(笑)
なぜ足湯が良いのかを今日は出来る限り簡単にご説明します
〇まず、中医学(東洋医学)的な考え方ですが、
足が冷えて頭はのぼせるという方はいらっしゃいませんか
本来、体は「頭寒足熱」(ずかんそくねつ)が良いとされています
足は温かく、頭は涼しくです
ですが中々そうはいきません
エアコンなどを想像していただくと分かるかなと思いますが、
冷たい空気は下へ
暖かい空気は上へ
と行きます
この働きが体の中でも起こるのです
なので足が冷えてくると、相対的に上半身はのぼせます
足を温めるというのは、体の中の上下別々になった寒熱のバランスを整えてくれます。
(僕の中では水とお湯が混ざってちょうど良い温度になるイメージですかね~)
よって足湯をするだけで全身が温まると、なるわけです
〇他にも足湯が良い理由があります
自律神経の乱れを整えてくれるという点です
自律神経は体の機能のオンオフを切り替えてくれる役割をしています
スイッチみたいな感じですかね
接触不良の付いたり付かなかったりするスイッチは、必要な時に切り替わらなくて、不便な思いをしますよね
足湯はこの不便なスイッチをリセットして、しっかりと体のスイッチが切り替わるようにしてくれます
それにより、新陳代謝の向上による冷え性の解消、疲労回復、不眠の解消など、様々な良い変化が見られます
ただ足湯をするだけでもいいのですが、スイッチの切り替えをさらに促す方法があります
温冷浴です
文字通りお湯と水で交互に足湯をします
お湯で温まった足を水で引き締め、またお湯で温める
自律神経が切り替わりそうな気がしてきますね~(笑)
最後は水で引き締めた方がお風呂上りも足がずっとポカポカしてきますので、オススメです
(何故水で引き締めた方がポカポカするのかは、要望があればまた今度説明します)
こういった効果が期待できるので、冷え以外にも体の不調を感じている方は、しばらく試してみてください
改善されるかもしれません
2014年07月05日
暑い夏には必要ない?いいえ‼こんな時こそお灸が良いです‼
こんにちは、鍼灸師の松田です
夏も始まり、暑さが日に日に増していっていますね
こんなにも暑い日が続くと
肌の露出も増え、
冷たい食べ物、飲み物もたくさん食べ、
冷房にもずっとあたりますね
火照った体を冷ますには必要な事です・・・
だがしか~し、現在では冷やし過ぎの場合が多いです
体がだるく疲れがとれない方、
夏バテしている方や食欲不振の方、
お腹が痛くなった方(女性では生理痛の悪化なども)、
持病の頭痛の悪化、
秋口にかけてよく風邪を引きやすくなる等、
色々思い当たる方がいらっしゃるのではありませんか
全て冷やし過ぎによる影響かもしれません
冷たい食べ物、飲み物は内臓を冷やしてしまい、特に胃腸の働きが悪くなってしまいます
そうすると食欲不振→夏バテ、疲労の蓄積、腹痛などが引き起こされます
そして体温が下がると免疫力が落ち、風邪を引きやすくなってしまいます
冷房などもずっと当たっていると体内のバランスが崩れ、下半身は冷えて、頭は痛くなったりします
現在では、学校や会社やお店など、冷房が効きすぎている所が多いようで、学校や職場には長袖や長ズボンを持って行くという方も多々いらっしゃるようです温度設定の基準は誰に合わせているのですかね
男性も女性も足の露出も増えていますが、涼しそうだと思う反面、足を冷やしたら内臓冷えるからダメだよ‼って気持ちもあります(笑)
まあ、内臓を冷やして良い事なんて無いですからね
こうして皆さん体調を崩していき、自律神経も乱れていきます
そんな時は半身浴をして、じんわり体を温めて頂いたり(水分補給もしながら脱水状態にならないように気をつけましょう)、温かい飲み物を飲んで胃腸の働きを助けてあげたりしましょう
そして、おすすめしたいのはお灸です温めることにより冷えを取り除き、自律神経の乱れを整えてくれます
お灸は冬によく使われていますが、近年では冷房の関係で夏にこそ必要な治療法となってきています
ご自身で気をつけてケアして頂いて、それでも調子が今一つの場合はぜひお灸をお試しください
皆さんの悩みに応えられるかもしれませんので、気になることがあればご相談ください
2014年05月20日
湿気
こんにちは、鍼灸師の松田です
相変わらずの梅雨で、湿気が凄いですね
何だかいつも梅雨の話ばかりしてすみませんでもします(笑)
今回は湿気が及ぼす人体への影響を中医学の観点から紹介していきますね
そもそも、人間は気候の影響を受けて生きています。
気温の上昇や低下、湿度の増加や乾燥、空気の流動(風)と、これらの影響を受けます
図で見るとこんな感じです
人によって影響の受け方も変わってきます。気候の変化に対する適応能力だったり、その時の抵抗力で、何も感じない人もいますし、多大な影響を受ける方もいます
それぞれの気候に特徴はございますが、湿度の増加は体にジトジトと粘ついた重い水分の停滞を起こします
それにより、食欲や消化吸収を行っている所の機能が落ちたり、湿気が体に溜まった症状がでてきます
症状としては、胃がモヤモヤしたり、食欲不振、軟便、下痢、尿量減少、倦怠感、関節が重だるい、分泌物の量が増える、足がむくむなどです
体の水分に対することや、感覚的な重さ(重だるい痛み等)が症状として出てきます最近になって、思い当たる症状がでた方もいらっしゃるんじゃないですか
あと、油っこい物や甘いものを食べ過ぎると、体の中に湿気を生み出すので症状がある方は少し控えてみて下さい
雨が降る前に重だるい頭痛がするという人が結構いますが、これも湿気の影響かもしれませんね
患者様にこういった話をすると、「関係あるの~?」と始めは疑問に思われる方もいらっしゃるのですが、症状や体の傾向を話してみると当てはまることがあったようで、「関係あるんだね‼」と腑に落ちたようでした(笑)
このように体に溜まった湿気の症状に対して、針やお灸を使って治療も行います
体から湿気を抜いて、落ちた機能を高めていけば、症状の改善は見込めます
なので、最近そういった症状がみられる患者様には針灸治療もおすすめしています
針灸治療は、肩こり腰痛だけではなく、体質からくる症状や不定愁訴に対してもアプローチができますので、何でも一度ご相談ください
院の前ではハイビスカスが元気いっぱいキレイに咲いています
見習って、今日も一日元気いっぱい頑張ります
2013年08月17日
鍼灸師松田による「中医学講座」始まりまーす(^^)/
こんにちは、鍼灸師・松田です今日から東洋医学(中医学)について、僕なりの解釈かつ不定期で少しお話ししていきます。よろしければ皆さんもこれを機に興味を持って頂ければ幸いです
まず東洋医学を語る上で必要不可欠となるのが、陰陽五行説です陰陽五行説とは、中国の古代哲学思想です。今日は特に陰陽学説についてお話します。
陰陽学説は自然界ならびに人間界の事物における陰陽という二つの相互に関連あるいは対立する属性で他者に対して比較した結果で属性が分かれる、相対的概念です。
要するに、何でも陰と陽に分かれますよ~ってことです例えとしては、
陽 : 活動、外向、上向、温熱、明瞭、なもの
陰 : 静止、内向、下向、寒冷、暗闇、なもの
っといった感じです。イメージしやすいように具体例を少し図で紹介します。
陰陽学説の基本的な特色は4つあります。
①相互依存:お互いに相手の存在なくしては自分も存在しない。陰陽はお互いの存在を自分の根源としています。
②対立制約:陰と陽はお互いに対立しあい、物事の均衡を保っています。
③消長平衡:陰陽の量的変化の過程で、片方が増えれば、もう一方は減るといったように流動的にバランスを維持しているということです。
④相互転化:陰陽の質的変化の過程で、一定の条件によりそれぞれ反対の性質に転化できるということです。
イメージがしっかり出来た例えがあり、雪山で遭難した人が凍えるほど寒すぎて極限まで達すると、暑くなってきて服を脱ぎ始めるという話を聞いた時は、④の相互転化のことかと衝撃を受けたのを今でも覚えています
こういった陰陽の特性を加味しながら陰陽の調整をし、余っていれば捨てて、不足していれば補いバランスを回復するのが治療の基本原則となります。
陰陽は、物事は何でも二面性があり、絶対という事は無いんだと教えてくれますいかなる時も流動的であり、陰の中にも陽があり、陽の中にも陰があります。常に変化し、白から黒に、黒から白に変わることもし続けています。それを図にしたのが太陰大極図です
中には見たことがある人もいるかもしれませんね。
この図には色んな意味も含まれていたんですね~
何事においてもそうですが、意味を知ると見方が変わってきます意味の無いことだと思っていたことが、ある日突然意味を持ちだすことも多々ありますなので常日頃からそういった気付きに目を向けて、無意識を意識していくことが必要だと思う今日この頃でした以上(笑)
まず東洋医学を語る上で必要不可欠となるのが、陰陽五行説です陰陽五行説とは、中国の古代哲学思想です。今日は特に陰陽学説についてお話します。
陰陽学説は自然界ならびに人間界の事物における陰陽という二つの相互に関連あるいは対立する属性で他者に対して比較した結果で属性が分かれる、相対的概念です。
要するに、何でも陰と陽に分かれますよ~ってことです例えとしては、
陽 : 活動、外向、上向、温熱、明瞭、なもの
陰 : 静止、内向、下向、寒冷、暗闇、なもの
っといった感じです。イメージしやすいように具体例を少し図で紹介します。
自然界の事象 | |||||||
陽 | 天 | 日 | 昼 | 夏 | 南 | 日向 | 火 |
陰 | 地 | 月 | 夜 | 冬 | 北 | 日陰 | 水 |
人体と部位 | 気血 | 臓腑 | |||||
陽 | 男 | 幼 | 上部 | 体表 | 背中 | 気 | 六腑 |
陰 | 女 | 老 | 下部 | 体内 | 胸腹 | 血 | 五臓 |
陰陽学説の基本的な特色は4つあります。
①相互依存:お互いに相手の存在なくしては自分も存在しない。陰陽はお互いの存在を自分の根源としています。
②対立制約:陰と陽はお互いに対立しあい、物事の均衡を保っています。
③消長平衡:陰陽の量的変化の過程で、片方が増えれば、もう一方は減るといったように流動的にバランスを維持しているということです。
④相互転化:陰陽の質的変化の過程で、一定の条件によりそれぞれ反対の性質に転化できるということです。
イメージがしっかり出来た例えがあり、雪山で遭難した人が凍えるほど寒すぎて極限まで達すると、暑くなってきて服を脱ぎ始めるという話を聞いた時は、④の相互転化のことかと衝撃を受けたのを今でも覚えています
こういった陰陽の特性を加味しながら陰陽の調整をし、余っていれば捨てて、不足していれば補いバランスを回復するのが治療の基本原則となります。
陰陽は、物事は何でも二面性があり、絶対という事は無いんだと教えてくれますいかなる時も流動的であり、陰の中にも陽があり、陽の中にも陰があります。常に変化し、白から黒に、黒から白に変わることもし続けています。それを図にしたのが太陰大極図です
中には見たことがある人もいるかもしれませんね。
この図には色んな意味も含まれていたんですね~
何事においてもそうですが、意味を知ると見方が変わってきます意味の無いことだと思っていたことが、ある日突然意味を持ちだすことも多々ありますなので常日頃からそういった気付きに目を向けて、無意識を意識していくことが必要だと思う今日この頃でした以上(笑)